スキル向上 忍者編 | 戦国徒然記~信長の野望Online~

スキル向上 忍者編

忍者も侍や僧同様に、様々なことができる万能職です。

生命耐久が低いために盾は不可能ですが、そのトリッキーな技能で十分に徒党の生存率を上げることに貢献できます。

またそれだけに扱いが実は難しい職でもあります。

ここでは一般的な範囲で、忍者の立ち回りについて考察していきます。



■経験狩り (雑魚狩り) 編


●暗殺

暗殺忍者の役割は、経験狩りならば武芸侍と同様に、出来る限り早く敵を殲滅することにあります。

このため、開幕で武芸が鬼神突にいくのと同様に、神魔滅殺から入ることも重要でしょう。狙いは痛い敵や硬い敵です。

ただし、守護される可能性がある場合は電光石火から入り、暗殺乱舞や神魔滅殺に行ったほうが確実でしょう。

痛い敵、固い敵が死んだら、術を使う敵を倒しに行きますが、ここで敵に一体だけ詠唱の白▲があった場合、この敵が術を使う可能性があるのならば、看破を待つのではなく、積極的に神力両断で消しに行くことも大切です。

たまに開幕から滅殺閃に行く暗殺忍者がいますが、生命3000ない状態で行ってもロクなダメージにならないばかりか、回復役のターンを一回無駄に使うことになるために、完全に自己満足で終わることも多々あります。敵の耐久が高かったり物理耐性を持っていたりするならば有効でしょうが、開幕からは徒党が不安定になる要素にも成りかねませんので、時と場合をよく考えて使うべきでしょう(滅殺閃は、大ボスの最後のシメの時に使う以外には、私には使いどころがない技としか思えません)。

またスロットに余裕があれば、全体看破か痺れ切りを(使わないにしても)実装しておくといいかもしれません。ただ10枠スロットがある暗殺忍者でも、攻撃技能をフルに入れていればこの余裕はない場合もありますが。

開幕で神魔滅殺からいくことが多い場合は、壱の太刀・入門を入れておくといいでしょう。

また暗殺忍者は総じて生命量がかなり低いので、ある程度の生命付与をしておかないと、雑魚狩りでも即死事故があり、自分の丹と徒党員の貴重な時間を無駄遣いしてしまう場合もあります。全身之腕力、という暗殺忍者は自分の死亡率を一度振り返ってみましょう。本来、総力戦の場合は武士道か忍者(特化不問)が最も生存率が高いのですから。


●忍法

雑魚狩りならば、腕力装備で三連撃、が基本形でしょう。

ただ、暗殺忍者と違うところは、一撃必殺の大ダメージを出しにくいということと、空蝉や手裏剣援護の存在です。

雑魚狩りでも、黄泉などでは事故が起こりやすいものです。そうした時に役立つ手裏剣援護や、鉄砲が多い忍者砦などでの空蝉は、拍手喝采モノの技能です。行き先に応じた自動発動サポート技能を入れることが、忍法のよい所でしょう。

知力装備でのサポートもこなせますが、雑魚狩りでは「殴れ忍者」と思われることが多いので、やはり殴り重視でいるべきです。

ただダメージを出したいから、と、単純に滅殺閃に頼るのはいただけません。あくまでも三連撃でのダメージにこだわるべきと思います。

またトリッキーな結界破りを複数持つのも忍法のいいところです。守護される可能性がある場所では結界破り・裏を、そうでない場合は結界破り・改を実装し、場所に応じた結界破りを使うといいでしょう。ただし裏は命中率が下がりますので、自身の命中率を考えた技能でいいかもしれません。

仕込み針は、N狩りではその本当の良さがなかなか出ないのが悲しいですが、対人戦では手裏剣の代わりや反撃される可能性のあるPCに対しての有効な攻撃手段となりますので、参考までに。


●忍秘術

術忍者、というと、最初から最後まで術で通そうと勘違いしている場合が非常に多いのですが、これは有効とは言えません。また術忍者なんだからと、結界破りも後回しにして術式強化→遁術の繰り返し、という人も多いですが、これも正直「術攻撃して欲しいなら陰陽師か密教僧を誘う」ので有効ではありません。

腕力振りでない術忍者でも、腕力装備をして三連撃する用意がなくてはならない、ということです。

先日、術忍者で遁術で(強化なしの)キャップ近いダメージを出しながらも三連撃で2000↑のダメージ(しかも狩場は根の国です)を叩き出す方とご一緒しましたが、これは特殊な例としても、殴り装備でも遁術でそれなりのダメージを出すことが出来る、という証拠となります。

このため、遁術はあくまでも「敵に呪詛を付けつつも複数ダメージを出す」ための有効手段である、と考え、自己暗示を入れた状態での三連撃で単体ダメージを狙う、というほうが殲滅は早くなる、と考えます(術に弱い敵や総じて生命の低い敵の場合は、遁術一辺倒のほうが有効ですので、これに限ったことではありませんが)。

知力をいくら上げていてもキャップの低い遁術ですから(強化なしでは1000以下だとのことです)、行き先に応じて装備を変更する必要がある特化とも言えます。ちなみに、忍者装備は軽量なのが魅力ですから、腕力装備と知力装備を同時に持ち歩くことも可能です。



■ボス戦編


●暗殺

殴り技能の強い暗殺忍者ですが、大ボス相手では徒党構成によってやることが正反対になります。

徒党内に自分以外に物理アタッカーがいない場合で尚且つサポート役(軍楽侍や知力忍者)がいる場合は、殴り。武芸侍や鉄砲鍛冶がいてサポート役がいない場合は、サポート、となります。

このため知力装備の所持が必須となります。

知力装備の場合は「生命知力」装備にして、滅殺閃ダメージにも考慮するといいでしょう(三輪山の大物主などは生命耐久が非常に高いために、滅殺閃が非常に有効です)。

また、大ボスでは痺れ切りや結界破りなどをスカされた場合、反撃されて一撃死ということが非常に多くあります。暗殺忍者には「反撃回避」という技能がありますので、これを必ず実装し、刀剣装備でいるといいでしょう。このため、生命太刀に知力付与したものを持っていると、反撃死を防ぐことが出来ます。二刀にしても防御力が減らないのが忍者の魅力ですし、二刀分の付与で能力を強化できるのも魅力ですが、反撃回避はこれに勝るとも劣らないだけの能力を持つ技能です。

ウェイトマイナス生命240↑の太刀や忍者刀に知力を入れたものでサポートに徹するか、生命腕力懐剣二刀でアタッカーに徹するか、のどちらも可能な暗殺忍者ですが、どちらの場合でも、痺れ切り、結界破り、全体看破、だけは必須技能として必ず実装したほうがいいでしょう。

暗殺特化を最初から選んだ人は、サポートが下手な人も多くいます。普段の狩りではやったことのない行為の連続だから、です。ただ、これは「待つ」ことをすれば簡単に解決できます。

例えば黄泉の魔犬で、開幕で2の番犬へと痺れ切りにいった場合を想定すれば、次の行動に移行する前に敵のバーを見ます。ここで4秒バー(いわゆる術準備バー)があれば、ほぼ詠唱韻・極であることが多いので、「術みます」などと宣言してから看破を準備します。ただしここで稀に吹雪の準備である場合もあるので、痺れ切りの心構えも必要です。また4秒バーがなくても、味方のだれもが全体看破をしていない場合は、率先していくことも大切でしょう。5の地獄羅漢への沈黙はその後で十分間に合うのですから。


●忍法

大ボスでは完全サポートのほうがいいでしょう。つまりは生命知力装備、ということです。

暗殺忍者と違い、反撃回避が不可能なので二刀でいきます。このため能力値をより高めることが可能ですが、スカ→反撃、では即死の場合もあります。ある程度の生命付与をするのと同時に、潜在能力などで命中率を高めることも重要でしょう。

また飛び道具を使ってくる敵がいる場合(根ボス系では少ないですが)は空蝉を、そうでない場合は手裏剣援護を入れて、徒党の生存率を上げましょう。

またスロットに余裕がある場合は遁術を入れておき、他職が付けられない呪詛を付けに行ったりする(決してダメージを出すことが目的ではない)ことをしてもいいでしょう(陰陽師が焦熱・煉獄系と昇竜・竜巻系を入れている場合は土遁を入れる、など)。

またサポート役は軍師としての役目も負います(盾やアタッカーは攻撃順番や敵のバーなどを見ている余裕がないことがあるため)。このため積極的に指示が出せるように様々な経験をつみ、徒党の持つ能力を把握出来るように他職の能力も頭に入れておく必要があります。


●忍秘術

基本形は忍法の項に書いた通りとなりますが、空蝉や手裏剣援護の変わりに、減殺の術や朧の術を実装することになります。

スロットに余裕があれば幻霧で徒党の生存率を上げるようにしてもいいでしょう。

術攻撃が多いボスでは減殺を、物理攻撃が多いボスでは朧を多用して、これを切らさないように立ち回る、ということも大切です。

もちろん優先すべきは沈黙と痺れ切りと全体看破と結界破りであることは言うまでもありませんが、星野山のボスの一部では減殺を切らしたらかなりマズイ状況になりかねない、という場合もあります。

自分の特化の技能がどのくらい継続して効力を発揮しているのかを調査・研究し、徒党生存率を上げる、ということも、サポート役の役目である、と思います。

遁術の使用はボス戦では最低限に抑え、敵のバーと徒党員の行動とを見比べて、常に術止め等に移行できるようにしておくことも大切です。行動→行動→行動・・・では、サポートは出来ません。行動した後「待つ」という行為も大切です。また遁術はあくまでも呪詛付けと考えておき、術式強化はスロットに余裕があり、また味方が安定している場合にのみ行なうべき技能でしょう。



総括。

忍者は大ボスではメインの術止め役だと考えたほうがいいでしょう。

大ボスでは武士道はまずみね打ちには行けない、武芸は術止めに慣れていない、などがあるからです。

腕力装備で殴る場合でも、常にサポートを意識しつつ行動することが出来るのが忍者のいいところです。

ただただ何も考えずに殴るだけの忍者は「ぬんじゃ」扱いされます。滅殺閃多用忍者も同様です。バー読みが出来ない、というのも同じことです。

楽しく信オンで遊ぶにしても、敵に負けたのでは楽しくも何ともありません。勝ってこそ楽しいのです。

ですから、様々な事が出来る忍者の立ち回り如何によって徒党の生存率が上がったり下がったりすることを肝に銘じておくといいでしょう。忍者の存在価値を光らせるのも曇らせるのも、プレイヤーのスキル次第だと思っています。

忍者は初心者が入りやすい職業ですが、それに甘えてスキルアップを怠ると、次回からは誘われなくなります。レベルが上がれば上がるほど、この傾向は強まります。逆に、あの忍者さん上手いよね~などと言われると、事あるごとに誘ってもらえるようになります。

一時期、忍者は誘われない職の代表格のように言われていましたが、今は「下手な忍者は誘われない」と思ったほうがいい時代になって来ています。高レベル帯のプレイヤーが急増し、ボス戦徒党が多くなった今日、忍者枠は必ず1枠はあります。忍者の絶対数が多いため、スキルアップして功名を立て、いい意味で名前を覚えてもらうようにすれば、誘われない、ということは減るはずでしょう。