トラバテーマ:このオンラインゲームの世界観が凄い | 戦国徒然記~信長の野望Online~

トラバテーマ:このオンラインゲームの世界観が凄い

オンラインゲームの世界観って、私はキャラクターにヘンな性格付けがされているのは、どちらかと言えば敬遠してしまう方でして、このために数枚の初期グラフィックスからマイキャラを決めると、必ず画面上に双子のようなウリフタツな別キャラが複数存在することになるようなゲームはプレイしておりません。


いえ、いくつかオンラインってお試しにやったことがあるんですが、これがまたキャラクターに愛着が湧かない湧かない。

だって、隣の人と装備が同じ。顔も髪型も同じ。動作も同じ。

コレじゃ愛着持てという方がムリ。

このため、マイキャラの体型、顔、肌の色などを自由に決めることが出来るゲームは結構ハマったりもします。


オンラインゲームを始める際に行なうキャラクターメイキングに、じっくりと時間をかけて、名前、容姿を決めることが楽しいってコトがまず最初のポイントかな?


今長くプレイしている「信長の野望Online」は、マイキャラの設定が細かく出来るし、装備にも色をつけられる(ある程度の拘束はあるけれど)し、それに伴ってグラも替わるので、やはりイイものです(欲を言えば、もう少しバリエーション欲しいですが)。


また信Onは、古事記・日本書紀と群雄割拠の戦国時代とを併せた、純(?)和風な雰囲気も心和むので好きだったりします。

ヘンにNPCに性格づけされていない(武将やボスにはそれぞれセリフがあるけれど、濃くはない)のも好感が持てます。


信Onの世界へインすると、際立ったNPCがいない代わりに、普通に生活をしている(?)町民がいたり、お城へ行けば武将達と会話が出来たりもしますが、やはり濃くはない。

その分、PCとのお喋りでPCの性格が色濃く残る世界。

プレイヤーキャラクターが前面に出て目立つ存在となれる世界。

それが信Onのよさなんじゃないのかなぁ??


各国へ行くと、そこの茶屋には土地ごとに名物があったりとか、その土地ならではのキャラクターがいたりとか、そういった差別化もあるので、なかなか楽しいです。

京都へ行くと、やはり御所のある土地柄だけあって、BGMも雅やかだし、八ツ橋も売っていたりします。

信濃へ行くと、雪深い山国で、松本にはおやきも売っています。

そうした国別の微妙な違いがまた楽しい。


国毎に大きく文化まで違ってしまうような洋風MMOとは違う、こうした和の雰囲気が、日本人の心をガッチリキャッチ(表現古)ってのがいいのかな?


世界観って、やれ設定がどうのこうのとありますが、オフラインRPGと似たような世界観なら、それは別にどうということはないわけで、和風というテイストをうまくアレンジして取り込んでいる信長の野望Onlineはスゴイんじゃないだろうか、と思うわけです。


その昔、日本ファルコムというゲームメーカーから出ていた「ソーサリアン」というRPGがありましたが、これの追加シナリオで「戦国ソーサリアン」というのが出た時は、正直「なんじゃこりゃ」と思ったものでした。

でもプレイしてみると、とっても新鮮。

グラフィックスが和風で、ボスキャラが「ぬえ」とかだったりしただけなんですが、洋風グラフィックスの主人公キャラ達が迷い込んだという設定であったのにも関わらず、プレイするごとに違和感が消えたのを覚えています。


やはり「和」テイストがハッキリしているからこそ、なのでしょうね^^

コーエーが持つ膨大な歴史史料があってこその世界観。だからすごい。



・・・・でもねw


忍者が術唱えるときにする動作は「ドーマン」なのに、声は「はぁ~!」ってなる。

薬師が術唱えるときにする動作は独特のものなのに、声は「ドーマン」の九字。

陰陽が術唱えるときにする動作は「セーマン」ぽくて、声も「セーマン」のイメージ。


・・・忍者に「リンピョウトウシャ・・・」と言わせて、薬師に「はぁ~!」と言わせるだけで、一応動作と声が一致するんですが・・・。


まぁ、陰陽師の「急々如律令奉導誓願可不成就也(キュウキュウニョリツリョウホウドウセイガンカフジョウジュヤ)」、薬師の「臨兵闘者皆陣烈在前(リンピョウトウシャカイジンレツザイゼン)」、僧の「ナウマクサンマンダボダナンバク」、神職巫女の「八百万の神等共に聞食しめせと恐み恐み申す(ヤオヨロズノカミタチトモニキコシメセトカシコミカシコミモウス)」などなど、こうした声の演出も(薬師はアレとして)一応日本古来のモノを引用しているので、そうした「雰囲気」を楽しむことも出来るのも面白いかな?

細かいコトは抜きにして。

補足:僧のセリフは梵字が元々なので漢字表記できないのですが、「孔雀王」では漢字表記してました。しかし手元に孔雀王のコミックスがないため、漢字表記は割愛ってことで。


オリジナルならいくらでも「創造」できる世界観。

でも、信Onはベースがあり、それを上手く取り込んでかつ独特のモノへと仕上げている。

だから好きなんだよね^^信Onって^^